長年にわたる夫からの暴言に悩んでいた。私に対してだけでなく、 子どもに対してまで暴言や暴力を加えることが日常化していた。
[ご注意]
記事は、公開日(2022年12月6日)時点における法令等に基づいています。
公開日以降の法令の改正等により、記事の内容が現状にそぐわなくなっている場合がございます。
法的手続等を行う際は、弁護士に最新の法令等について確認することをおすすめします。
ご相談内容
長年にわたる夫からの暴言に悩んでいた妻から依頼を受けた離婚の事例です。
夫は,妻に対してだけでなく,お子さんに対してまで暴言や暴力を加えることが日常化していたことから,妻はお子さんの親権を取得して離婚することを希望していました。また,ご自分が離婚することによってお子さんに金銭的な苦労を負わせたくないし,お子さんの将来の可能性を狭めることだけは避けたいと思っていました。
ただ,夫は自身に有利な離婚条件を一方的に妻に提示するのみで,夫婦間で公平な協議を行うのが難しい状況となっており,妻は心身ともに疲弊して当事務所にご来所されました。
解決内容
当事務所にご相談,ご依頼いただいた後,夫に対して速やかに文書を送付し,今後は当事務所が窓口になるので依頼者への直接の連絡をされないよう要請しました。
その後,迅速に離婚調停を開始し,夫の財産資料の全てを開示してもらい,依頼者の要望を整理して明確にお伝えした上で話合いを行いました。その結果,親権,財産分与,養育費,慰謝料全ての面において依頼者の要望が受け入れられた離婚条件で合意が成立し,3回目の調停期日で事件解決となりました。
弁護士からのコメント
離婚は、他の法律問題にも増して、精神的につらくなる方が多いように感じます。 法律家として、ご相談者の心情に配慮しながら、新しい生活に向けた再スタートを切れるよう、お手伝いができればと思っています。