20年連れ添った夫の不貞が発覚。問い詰めると開き直り、週末は外泊するように。子どもたちからの後押しもあり、離婚を決断。
[ご注意]
記事は、公開日(2023年2月6日)時点における法令等に基づいています。
公開日以降の法令の改正等により、記事の内容が現状にそぐわなくなっている場合がございます。
法的手続等を行う際は、弁護士に最新の法令等について確認することをおすすめします。
ご相談内容
20年連れ添った夫の不貞が発覚。妻はパート、子どもは2人とも未成年で学生でした。
夫側は不貞を認めず話合いに応じません。また問い詰めたことで半ば開き直った対応を取り、週末は外泊をするようになりました。
当初妻は、子どもたちが成人するまではと我慢をしていましたが、子どもたちから「我慢することない」と後押しもされ離婚を決断。何度か夫と離婚の話合いを行いましたが、離婚するなら財産は渡さない、養育費も払わないと言われていた事例でした。
本件相談では事前面談も数回行っており、当職からは話合いのポイントや状況によっては別居を含めた提案を行いました。
解決内容
本件では、子どもの親権、慰謝料、養育費、婚姻費用の分担、財産分与、年金分割など、検討項目が多い事案でしたが、夫が離婚に消極的で話合いが進まないこともあり別居を機に婚姻費用請求の調停を申立ました。
調停では夫側も弁護士を立てたことで比較的スムーズに調整は行われ、夫の収入から別居期間の生活費を賄う事は出来ました。
また、離婚についても夫側は消極的でしたが、不貞の具体的な証拠があったこともあり夫は不貞を認め離婚は合意されました。結果的に親権は妻、慰謝料として150万円、養育費についても納得できる解決となりました。
弁護士からのコメント
本件は、相談者様の離婚の意思と夫の不貞に関する証拠があったため、調停内での解決は早かったと思います。
また、調停前から事前に相談を聞けていたこともあり、相談者様の不安を払拭出来たことは弁護士としての役割を果たせたと思います。