京都家庭裁判所の夫婦関係調整調停(離婚)手続きを公式HPよりもわかりやすく説明
「京都家庭裁判所(京都家裁)のホームページを閲覧しても、知りたい情報を探すためにあちこちの画面を見て大変だった…」そんな方も多いのではないでしょうか。
そこで「一歩踏み出す離婚弁護士ガイド」では、京都家庭裁判所(京都家裁)で夫婦関係調整調停(離婚)手続きをおこないたい人のために、自分でもできるように、必要な情報を集めてわかりやすくまとめました。
是非参考にしてください。
[ご注意]
記事は、公開日(2023年2月20日)時点における法令等に基づいています。
公開日以降の法令の改正等により、記事の内容が現状にそぐわなくなっている場合がございます。
法的手続等を行う際は、弁護士に最新の法令等について確認することをおすすめします。
目次
離婚の手続きは、基本的にはどこの家庭裁判所でも同じ
夫婦関係調整調停(離婚)の手続きは、どこの家庭裁判所でも基本的な手続き方法は同じです。
家庭裁判所ごとに異なるのは、主に次の点です。
- 連絡用の郵便切手の額面および枚数
- 管轄の家庭裁判所(本庁、支部など)
- 申立書類の郵送先(提出先)
この記事では、以上のような点について、詳しく、そして、わかりやすく丁寧に説明していきます。
夫婦関係調整調停(離婚)の概要
離婚について当事者間の話合いがまとまらない場合や話合いができない場合には、家庭裁判所の調停手続を利用することができます。
調停手続では、離婚そのものだけでなく、離婚後の子どもの親権者を誰にするか、親権者とならない親と子との面会交流をどうするか、養育費、離婚に際しての財産分与や年金分割の割合、慰謝料についてどうするかといった財産に関する問題も一緒に話し合うことができます。
申立人と申立て方法
申立人は、夫または妻となります。
夫婦関係調整(離婚)調停を申し立てるためには、申立書を作成して家庭裁判所に提出する必要があります。原則として、対立する当事者(相手方)が実際に居住している地域にある家庭裁判所に申し立てます。
(1)申立書(申立人の捺印が必要)およびそのコピー
(2)収入印紙(1,200円)
(3)郵便切手(管轄の家庭裁判所によって異なります。)
(4)夫婦の戸籍謄本1通
申立てのためには、原則として、(1)から(4)が必要です。
(5)事情説明書
(6)進行に関する照会回答書
(7)連絡先等申告書
(5)から(7)については調停の進行上参考にしますので質問にご回答の上、申立書と一緒に提出してください。
(8)夫婦それぞれの最新の給与所得の源泉徴収票または確定申告書のコピー各1通
(9)年金分割のための情報通知書
さらに、養育費について話し合うときは(8)が必要となり、年金分割について話し合うときには(9)が必要となります。また、財産分与等につき話し合うときは財産の資料等が必要になります。(8)が用意できない場合は、夫婦それぞれの最新の3か月程度の給与明細書等の収入の分かる書類のコピー各1通。(9)に関しては、厚生年金の場合は日本年金機構の各年金事務所に、共済年金の場合は各共済年金制度の窓口にお問い合わせください。
京都家庭裁判所への申立てで必要になる郵便切手
140円×1枚、84円×8枚、10円×10枚、5円×10枚、2円×10枚、1円×10枚
合計992円分
本庁・支部・出張所の管轄区域と郵送提出の場合の宛先
京都家庭裁判所は、京都市にある本庁のほかに、園部支部、宮津支部、舞鶴支部、および福知山支部があります。
本庁
管轄区域 |
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京都市の内 中京区,北区,上京区,左京区,東山区,下京区,山科区,南区,伏見区,右京区,西京区, 南丹市の内 旧北桑田郡美山町 向日市,長岡京市,八幡市,京田辺市,木津川市,相楽郡(笠置町 和束町 精華町 南山城村),綴喜郡(井手町 宇治田原町),宇治市,城陽市,久世郡(久御山町) |
郵送提出の場合の宛先 |
〒606-0801 京都府京都市左京区下鴨宮河町1 |
園部支部
管轄区域 |
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南丹市の内 旧船井郡園部町,旧船井郡八木町,旧船井郡日吉町 船井郡(京丹波町),亀岡市, |
郵送提出の場合の宛先 |
〒622-0004 京都府南丹市園部町小桜町30 |
宮津支部
管轄区域 |
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宮津市,与謝郡(伊根町 与謝野町),京丹後市 |
郵送提出の場合の宛先 |
〒626-0017 京都府宮津市字島崎2043-1 |
舞鶴支部
管轄区域 |
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舞鶴市 |
郵送提出の場合の宛先 |
〒624-0853 京都府舞鶴市字南田辺小字南裏町149 |
福知山支部
管轄区域 |
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福知山市,綾部市 |
郵送提出の場合の宛先 |
〒620-0035 京都府福知山市字内記9 |